分厚い低音のトリオLS-1000

   

いまから30年ほど前、杜の都仙台の街にすんでいたころは独身で、金も好きなように使えました。
オーディオ全盛のころで各メーカーからこぞって特色あるスピーカーが販売されていました。
その中で異色のデザインのスピーカーがありました。
トリオLS-1000です。
ユニットもボックスも真黒なのでオーディオ販売店の商品の中でもめだっていました。
特に面白かったのはウーフアーに放射状にリブが入っていたことです。
ツィーターもスコーカーも平面版でした。
http://audio-heritage.jp/TRIO-KENWOOD/speaker/ls-1000.html
そこにレコードを持参して音を聞かせてもらっいました。
いまの自分からすると考えられませんが波の音のレコードを持っていって音を聞かせてもらいました。
店中が波の音で海の中状態になりました。
結局、同価格帯のスピーカーの中では一番再現性が高いと感じたので購入することにしました。
確か、1本11万8000円ほどであったと思います。
家に帰り、ジャズやポップスを聞いて、その力強く重い低音には驚きました。
スピーカーのリブの効果であるのはまちがいありません。
すごい分厚い低音なのです。(しまった低音です)
反応が遅い訳ではありません。
底音が分厚く重く響くのです。
たとえば松任谷由実の「リフレインが叫んでいる」の出だしにバスドラのような強烈な音が断続的に入ります。
この音はD-55では軽々と低音がでてくるのですが、LS-1000の音は地響きのような音になります。
この音が好きで毎日「リフレインが叫んでいる」を聞いていました。
それとリーオスカーの「約束の地」も良かったですね。
東京に引っ越して、子供も生まれ部屋がせまくなったので、手放したのが悔やまれます。
結局オーディオは大きいと維持するのが大変なのです。
小さくて軽くて良い音質でというのが理想なのですが。
そういうのって絶対気に入った低音は出てこないと思います。

 - 情報