重低音の強化の目的と方法とは?小型スピーカーでも再生する方法

      2019/07/13

EDMでは多用されている重低音が近年ポップスの分野にまで導入されるようになりました。

楽曲に深みや厚みをつけてくれるというのが理由ですが、

宇多田ヒカルのように美しく重低音を使いこなすアーティストもまれにはいます。

一般に重低音や超低音は50Hz以下の低音を意味します。

楽曲に重低音が入っているのはアーティストの意図があるからでここに重低音を再生する目的の一つが生まれます。

重低音はアコースティック楽器ではなかなか出せない音域なのですが、

最近はサブベースやシンセサイザーを用いて20Hzまでの低音を入れてくるポップスの楽曲が多数あります。

ところが大多数のスピーカーでは重低音を再生できません。

スピーカーの周波数特製をみれば一目瞭然です。

50~20Hzにかけて急峻に音圧は低下しています。

赤丸が重低音の範囲を示しています。


そこでサブウーハーや大型バックロードホーンや大口径スピーカーの出番となるわけです。

D-55の低音

小型スピーカーで重低音を再生するには二つの方法があります。

楽曲の重低音をイコライジングして強化する方法と

回路によりスピーカーの周波数特性を変える方法です。

低音自由自在の補正回路

PSTでアンルイスの六本木心中の再生

音屋

楽曲の重低音をイコライジングで強化する方法とは?小型スピーカーでも再生する方法


アンプにもbassブースト機能が付属しているものがありますが、重低音の強化にはほとんど役に立ちません。

20~50Hzの重低音をピンポイントで増強できる無料アプリを使います。

例えば音楽編集ソフトで有名なAudacityがあります。

楽曲をAudacityにインポートしてエフェクト → イコライザと進みます。

このイコライザーは自由に特定の周波数を増減できます。

図では50Hz~20Hzを増強しています。


小型スピーカの低域の再生音圧の減少を補っているだけですから、最終的に再生される音楽の周波数特性は原曲に近いわけです。

この手法による音質劣化は感じられないだけでなく、むしろ分割振動などがはっきり聞こえてきたりします。

面倒なの、一曲づつソフトを編集してUSBなどに保存する必要があるだけです。

楽曲の重低音をイコライジングで強化する方法の限界


Audacityのイコライジングでは重低音を増強はできますが、音にひずみが出る場合があります。

スピーカーの振動振幅値の限界を超えたり、アンプの出力が増えてひずみが出たりした場合です。


重低音の音圧を増強するということは、自分の装置の再生限界に挑戦することでもあります。

この辺はトライ&エラーを重ねて自分の装置は

イコライジングでどこまで重低音を強化できるのか見極める必要があります。

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