音の良いDDコンバーターの聴き比べ

   

DSCN0320.JPG最近は新規開発されるDACはUSB入力が標準装備されるようになっていてDDコンバーターの必要性が減ってきたようです。

現在販売されているDDコンバーターとしては、

●HIFACE TWO-Pro  実売価格27,000円

•入力 USB Audio Class2.0   出力 SPDIF同軸

•24Bit/192KHz、アシンクロナス対応


●iFi micro iLINK 実売価格 41,000円

入力 USB Audio Class2.0   出力 SPDIF同軸

•24Bit/192KHz、アシンクロナス対応

•独自超低ジッター回路"JET" (Jitter Elimination Technology)

•"Super Digital Output"ノーマルSPDIF及びハイ・ヴォルテージSPDIF出力対応


●M2TECH USB-DDCM2TECH hiFace Evo   実売価格65,000円

•入力 USB Audio Class2.0   出力 SPDIF同軸、STリンク、I2S、AES/EBU

•192kHz/24bit 外部クロック入力装備 等があります。


この中でM2TECH USB-DDCM2TECH hiFace EvoはI2S出力があります。

音質的にはこの方が大きなメリットがあります。

I2S出力はRJ45のモジュラージャックの接続により行います。

外部接続は下記ホームページに詳細があります。

http://www.mi-take.biz/system72/DAC_2/HiFaceEVO/HiFaceEVO_I2S.html


MJテクノロジー・オブ・ザ・イヤー2014に入賞したアキュフェーズのDC-37、ラックスマンのD-06u、ケンブリッジオーディオAzur 851D、アムレックAL-9628Dなどは最初からUSB入力が付属しています。

最近購入したアムレックのAL-9628DはUSB入力とSPDIF同軸出力端子がついていました。


私はかねがね、SPDIFには伝送ジッターの他にDD変換による音質劣化があるのではないかと思っていました。

雑誌には3線式のI2Sの方が1線式のSPDIFより音質がすぐれると記載されていることが多々あります。

これは信号伝送上の問題でしょうが、それ以外にも音質に影響を与えている因子はありそうです。

そこで今回この3種のDDコンバーターの音質比較をしてみました。

音質差がでれば何が因子なのかわかるかも知れません。


手持ちのDDコンバーターはラステームのRUDD24、X MOS USB 2.0 評価基板、そして今回購入したSPDIF出力が可能なAL-9628Dの3機種です。

X MOS USB 2.0 評価基板は同軸出力を途中から取り出せるように半田付けしました。


使用するDACはDCアンプビズのDAC-MP1です。

DACチッフ゜ES9018と金田式IVCで構成されています。

ヘッドホンアンプも金田式です。


試聴曲は毎度おなじみのParis Troika HOTEL CALIFORNIAです。

原音の音質が良く、曲がゆったり流れるので各音の聞き取りが容易なのです。


RUDD24は価格5万円ほどで購入しました。

RUDD24の概要を紹介しますと内部クロックは24.576Mhz/22.5792Mhzでクロック偏差 ±1ppm

USBオーディオ信号はデジタルアイソレーターで絶縁し、パソコンからの5V電源リップルノイズは遮断、
アンシンクロナスモードでXMOS社のサウンドコントローラーを搭載。

X MOS USB 2.0 評価基板とアムレックAL-9628DのDDコンバーター部分の仕様は不明です。

(どこかにでているかも知れませんか゜、私には手に負いかねるという意味です)

3種のDDコンバーターの音質を比較するとRUDD24が一番優れていました。

ビアノ、ベース、ドラムの音像が明確でにじみがありません。

低音の分解能も申し分なしです。

X MOS USB 2.0 評価基板からのSPDIFの音質は3種の中では一番劣りました。

(ファームウェアを更新すれば良くなるのかもしれません。)

再生される情報量に差はありませんでしたが、音像が平面的で少しぼやけます。


アムレックAL-9628DのDDコンバーターの音質に不満はありませんが、何度も聴くとRUDD24の方が高音質かなといったところです。


結局、信号や電源に関わるノイズを遮断し、クロックジッターの精度をあげることがSPDIFの音質をあげることにつながっているようです。

SPDIF伝送はクロック信号も音楽データ信号も一緒の1線ケーブル伝送です。

それに対してI2S伝送は、クロック信号と音楽データ信号を別々に伝送する方式です。

信号の混合がない分音質的には有利といわれています。


ですがUSB入力が装備の機器(DDコンバーター込み)AL-9628Dとされてなくてケーブル伝送する場合(RUDD24+DAC MP-1)の音質比較もするべきですね。

ひょっとするとケーブル伝送の弊害の方が大きいかもしれません。

価格差は15倍ありますが、SPDIFケーブル伝送は音質がどの程度劣化するかが比較できます。

しかし、ここまでもこれからも音質差は微妙であると思います。

ここまで磁束1テラのヘッドフォンT70pで聞込んで聞込んでようやくわかる程度の場合が多いのですから。

 - DAC