I2S化でWM8741 DACの高性能化を計る

      2016/04/24

デジットで販売しているDACキットUSBオーディオインターフェイスキット「USB_DOUT2706Kit」は高音質でいて使い勝手が良いです。

オーディオDAコンバーターにPCM2706を使用し、動作クロックは高精度±2.5ppmの水晶発信モジュールです。

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価格は3980円でコストパフォーマンスがいいですね。

PCM2706を搭載するのでSPDIF出力とI2S出力がとりだせるのが便利です。

SPDIF出力はパルストランスfc13-31経由で取り出すようになっています。

ちょっと聞いた限りでは、価格差10倍以上のラステームのDDコンバーターRUDD24との音質差がわかりません。

デジットの「USB_DOUT2706Kit」の特徴
このキットの最大の特徴はI2S出力にあります。

I2Sはクロック信号を音楽データーと分離して送る方式なので、信号線は3線~4線必要になります。

クロック信号と音楽データとの混合が無い伝送方式なので音質良好といわれています。
WolfsonのWM8741の性能は優秀
私が所有しているDACのWolfsonのWM8741かっちりした音質で気に入っています。

ESS9018のDAC-MP1あるいはローコストですが高音質で評価の高いAmulecのDAC AL-9628Dに匹敵する音質なのです。

WolfsonのWM8741 はSigma Delta変調器+ Current Segment方式で16~32ビット、32kHz~192kHz、128ダイナミックレンジ特性、DSD対応と優秀なイギリス製のチップです。

なにせLINNのAKURATE DSに採用されているDACチップです。

その実力は奥が深いものがありそうです。

WM8741への音楽デジタル信号の伝送方式をSPDIFからI2Sに変更すれば、更に高音質な再生をする可能性を感じていました。
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I2S導入でWM8741 DACのシステムはシンプルになる


マックブックプロ → DDコンバーター → デジタルオーディオインターフェースレシーバーCS8416 → WM8741 DAC → オペアンプMUSE02
というフローです。

DDコンバーターとWM8741 DAC の間をI2Sで信号伝送に変更すれば信号線の本数は増えますが機器構成は以下のようにシンプルになります。

マックブックプロ → PCM2706  → WM8741 DAC → オペアンプMUSE02
伝送路I2S化の手順
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USB_DOUT2706Kitの取扱説明書には16ビット I2S 信号線の取り出し場所が明示されています。

SPDIFとI2SFジャンパー切替ですが、これもやり方が説明されています。

手順は
1.「USB_DOUT2706Kit」に デジタルグランド線、DOUT(データ出力〕線、LRCKO(サンプリングクロック出力)線、BCKO(ビットクロック出力)線、

SCKO(システムクロック出力)線をの5本の信号線を半田付けします。

2.WM8741 DAC基盤上のデジタルグランド線、DOUT(データ出力〕線、LRCKO(サンプリングクロック出力)線、BCKO(ビットクロック出力)線、

SCKO(システムクロック出力)線を取り外し、「USB_DOUT2706Kit」に接続した上記各線の端部を取り外した各箇所に接続します。

デジタルグランド線のWM8741 DAC基盤への接続はDAC8741のDGND端子に接続しました。


試聴のオーディオシステム構成は以下の通りです。

マックブックプロ → PCM2706  → WM8741 DAC → オペアンプMUSE02 → nabeさんのFETヘッドフォンアンプ → ヘッドフォンT70p

試聴曲と音質変化
●試聴曲は寺島レコードのアルバムJAZZ BAR 2010からHOTEL CALIFORNIA 演奏はParis Troika

全体的に骨太濃厚に音に変わりました。情報量も増えています。

シンバルの音は芯が出てきて、いままでかすかに聞こえてきていた音がより明確になりました。

ベースの音も最低域の音がより明瞭になりました。

●大橋純子 たそがれマイラブ

ノイズ感は皆無で全くの無音状態から骨太の楽音だけが聞こえるのでオーケストラバックでもうるささはありません。

濃厚な音に変わり情報量も増えています。

SPDIFからI2S信号伝送化へ変更した効果は大きいものがありました。

I2S化でWM8741 DACの高性能化を計ることができました。

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