WN8741DACとI2S伝送とUSBノイズフィルターを聴く

      2017/09/15

I2S伝送の音質は確かに優れています。

それでも曲よってはうるさく感じる部分もままあります。

その前段にノイズフィルターを入れたらどうなるでしょうか。

既製品のUSBノイズフィルターとしてはDAコンバーター「CAPRICE」を販売しているFIDELIXのUSBオーディオ機器のためのノイズフィルター「FL-HiFiUSB-zn」があります。

最近ではStereo2015年1月号の付録がUSBノイズフィルターです。

今回は自作の安井式USBノイズフィルターを利用しました。

デジットのUSB_DOUT2706kitはI2S出力が利用できる
TI(Burr Brown)のUSBレシーバーチップであるPCM2706はI2Sをサポートしています。

I2Sはクロック信号を分離できるためにSPDIFよりも有利なDACチップへのインターフェースとして働きます。

このため、より高品質にDACチップまでデータを渡すことができます。


PCM2706を搭載したkitにデジットUSB_DOUT2706kitがあります。

ダイレクトにI2S信号を出力してくれるのでこれを利用することにしました。

PCM2706のI2S出力は  16bit(サンプリング周波数:32k,44.1k.48kHZ)です。

デジットのUSB_DOUT2706kitの販売価格は¥3,980でした。


USBノイズフィルターを通してもMACはデジットのUSB_DOUT2706kitを認識
私は既に製作した安井式ノイズフィルターをデジットのPCM2706基板とバソコンの間に挿入してみました。

更に、この安井式ノイズフィルターに入る4線のうちの電圧線5Vはバスパワーから切り離し乾電池から給電しました。

単三乾電池の電圧は標準的には1.5Vですが、新品の乾電池電圧は1.6V以上あります。

本直列すると4.8V~5Vです。

これでMac Book Proはノイズフィルターを介してのデジットのUSB_DOUT2706基板を認識してくれました。

WolfsonのWN4871基板とデジットのUSB_DOUT2706基板は0.5スクェアのダイエイ電線で半田接続しています。

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機器接続構成
音源はCDからリッピングされたWAVEファイルがMAC BOOK Proの外部ハードディスクに入っています。

そこからの信号の流れは

外部ハードディスク → MAC BOOK Pro → 安井式ノイズフィルター → デジットのPCM2706基板 → WN8741DAC → nabeさんのFET無帰還 ヘッドホンアンプ → ヘッドフォン T70p

外部ハードディスクに入っている音源はCDからリッピングされたWAVEファイルです。

Mac Book ProとはFire Wireで接続です。

プレイヤーはAudirvana Plusです。

ヘッドフォンアンプはnabeさんのFET無帰還で、ヘッドフォンはT70pです。

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試聴結果は上々
これで試聴開始しました。

1.大隅寿男のアルバムWalk Don't Runから

全体に鮮度が超高いです。

ベースが唸り、ピアノのハンマーが脳天を揺さぶり、ドラムのスティツクは飛んできそうです。

何か危ない感じがします。

どの曲を聴いても直ちに鑑賞モードに入り最後まで聴いてしまうのです。

アルバムタイトルになっている「Walk Don't Run」です。

あまりに生々しい音に身動きが取れなくなってしまいました。

アドリブ演奏にも快感です

それにしても日本のジャズミュージシャンってこんなに巧かったっけ?

和を尊ぶ日本人こそ最高の演奏と録音ができるのでしょうね。

迫真の音が迫真の演奏がブットンでくるのであっという間に時間が過ぎてしまいました。

2.宇多田ヒカルシングルコレクション

宇多田ヒカルの個性の際立ちもさることながらこのアルバムの音質は相当なものです。

再生装置の能力がアップするほど再生の音質グレードがあがってきます。

「Wait & See ~リスク~」です。

あれ......?頭の中で宇多田ヒカルの口が動いて歌っています。

両サイドでは細かな効果音や楽器音が流れていきます。

ボーカルも力強く、ど迫力です。

鑑賞モードに入ってしまって最後まで聴いてしまいました。

1時間以上いろんなジャンルの曲を試聴(鑑賞?)しましたがうるさく感じたことはありませんでした。

最後は爽快感だけが残りました。

安井式ノイズフィルターの効果は後段のDACの再生能力が上がるほど生きてくるようです。

 - DAC, ノイズ対策