アンルイス六本木心中の再生システムを作る

   

佐久間さんが試聴した曲のリストアップを継続するにあたり、過去2回のリストの中の1曲を私のシステムで再生しました。

「アンルイスの六本木心中」です。郷ひろみのアルバムもありますが今回はアンルイス一本で行きます。
アンルイスのこの歌、結構好きなので、過去何度か再生してきました。

残念ながら私のイメージどおり再生できたことが無いうちに寺島レコードのJAZZ BARシリーズに移行していました。

過去の「アンルイスの六本木心中」の再生ではアンルイスのボーカルの線が細くてきれい過ぎました。

もっと、太く張り出すボーカルが聴きたかったのです。

ボーカルが楽器の音に埋もれているイメージもありました。

佐久間さんは「アンルイスの六本木心中」のこの一曲の再生システムとして6336Aパラプッシュブルアンプを作りました。

アンルイスの「六本木心中」のバタ臭さとドン臭さを表現するには強靭なエナジーが必要とイメージされたからです。

「大ぐらいの球のパラプッシュブル駆動のため電源トランスを2個パラで使い、出力はトランスはタムラの1次600Ω、出力レベル300Wという特別あしらえを使い、ドライブ段にWE300B純正品を使う。この1曲のために渾身の力を振り絞った。」 
コンコルドでの再生を聴いた故平岡さんは女の本性をあばきだすと感想を述べています。(MJ2008/5 2008/7 P172)


確かに「アンルイスの六本木心中」は一般のオーディオシステムではきれいに聞こえるだけで終わってしまい、当初のイメージとの落差にがっかりしてしまうのです。

それにしても佐久間さんの方式ではとんでもない投資が必要です。

自分なりにコストの工夫をしてみたいものです。

手順として


①現在の自分のシステムで最もイメージに近く再生する組み合わせを探す。

②アンプではなくDAC又はプリアンプ段階で音作りをする。

③スピーカー又はヘッドフォンの選定をする。


最初①のシステム選定をやってみましたが、当初のイメージ通りの結果となりました。


マックブックプロ → ノイズフィルター → USBオーディオインターフェイスキット「USB_DOUT2706」のI2S伝送を使用 → WolfsonのWM8741 1DAC → nabeさんのFET無帰還A級ヘッドフォンアンプ
→ ヘッドフォンT70p(1ステラ)


この組み合わせが1番でした。

・すべての音がきれいに分離される。

・ボーカルが浮かび上がって線がまあまあ太い。

・最初から鑑賞モードに入ってしまう。

・エナジー感も強い。

といった点で最も秀でました。

スピーカーでの試聴結果は次回。

いづれにしろ強烈なエネルギーを発するスピーカーがいいと思います。

既に廃棄したFE208スーパーのD-55とか、MX-1です。

MX-1はFE103のマトリックススピーカーで、音場再現を主目的とするスピーカーなのですが、私の記憶ではエナジーの集中感も強いスピーカーです。

中心にある2本FE103の10cmフルレンジからの再生音は分厚く、エナジー感も感じられるのです。

ボーカルはピンポイントで定位します。

フルレンジスピーカーを立てに4個程度配置するトーンゾイレ型も良いかと思います。

③についてはマトリックススピーカー又はトーンゾイレでアプローチしてみましょう。

②について現在重いあたるのはペルケ式USBトランスDACの改良です。

現在のペルケ式DACはトランスの前に2.8mHのインダクタを入れています。

LCフィルターにすることにより、エネルギー感が強化されているとのことです。

このインダクタの乗数と抵抗値の調整による音質調整で求める音に近づけそうです。

これらの手立てで成功すれば手持ちの部品もあるので1万円以下で行けますがどうでしょうか。


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