アンプの音質

   

オーディオ用のアンプは30年以上前から主にメーカー品や自作アンプを使用してきました。

メーカー品はローテルのプリメインアンプに始まって、デュオ・ベータ回路を採用したラックスマンL-48A、ソニーSONY TA-F222ESX、ラックスM06α,
YAMAHA CX-1、RASTEM RDA-212,DENON PMA390RE,Amlech AL-202H等です。

自作品として金田式プリアンプ、安井式ラインアンプ、窪田式ラインアンプ、真空管6V6シングルアンプ、6DJ8単段差動アンプ、6BM8シングルアンプ、IC BTLアンプ等があります。


解像度が高く、低音の再生能力を主に調整してきましたが、メインアンプよりもプリアンプの性能により音質が大きく変わりました。

(ただ最も音質を大きく変えるのはスピーカーと思ってます。

たとえばトリオのLS-1000の低音は分厚くていまも耳に残っています。
28cmウーハーの表面にリブが放射状についているスピーカーです。)

金田式プリアンプ、安井式ラインアンプ、窪田式バッファーアンプ等は自作品ではありましたが、ベールが無く、解像度が高く優れた音質を提供してくれるので今も使用しています。

初期のころは低域の再生に難がありました。

FE208スーパーのD-55を製作してソニーSONY TA-F222ESXで駆動してもさっぱり低音がでてきませんでした。

カートリッジはビクターMCL-1000、プレイヤーはテクニクスMARKⅡ-10、イコライザーアンプはE06α、窪田式バッファーアンプ、メインアンプはラックスM06αにしてからです。

バックロードホーンD-55から満足できる低音が出るようになったのは。

真空管アンプは再生される音に遠近感があり、音像が立体的に再生できるのでリアル感がありました。

PCオーディオになり、コストダウンしながらも入り口であるプレイヤー音質が向上したので、低音の再生が昔より容易になりました。

最近はアンプにはそれほどコストをかけなくても良質な再生が得られるようになってます。

現在使用しているアンプはRASTEM RDA-212,DENON PMA390RE,Amlech AL-202Hです。

購入価格は3万円台以下ですが、優秀なプリアンプもあり、十分な再生音を得ています。

DACの性能向上があれば、再生音がみごとに比例的に向上して再生されています。

従って現在はメインアンプよりもプリアンプ、プリアンプよりもDACの性能向上が音質の決め手になっている状況です。


かなり昔ラジオ技術誌に差動単段アンプの製作記事が掲載されました。

カップリングコンデンサーが音声信号ラインに入っていないのです。

しかも低コストです。

記事を参考に、最近真空管6DJ8差動単段アンプを何とか1台作りあげました。

その歪がなく鮮度の高い音質は感動ものでした。

感動がさめないうちにすぐロシア真空管の6N1Pでも差動単段アンプを作成しました。

これらの2台は音質最高ですが、スピーカーは選びます。

アンプ出力が少ないので能率が90DB以上無いと出力不足です。

今はSICAのZOO4950で能率は93DBあるので十分です。


あとはトランス結合真空管アンプが欲しいですね。

無線と実験誌に掲載される佐久間さんのアンプはうらやましいですね。

好きな曲のためのアンプに数十万円もコストをかけるのは究極の趣味です 

私が惹かれる曲にアンルイスの六本木心中があります。

普通のオーディオシステムで聴いてもきれい過ぎておもしろくありません。

バタ臭さが不足しているといつも思っていました。

佐久間さんはこの一曲のために6336Aアンプを組み立ててしまうのです。

「アンルイス本人聴かせたくない。女の本音をさらけ出してしまうから

とは、このアンプで六本木心中を聴いた平岡正明さんの評です。

単に高音質を求めている私の現在のどのアンプではこのような音は出せません。


私が求めているのは太く濃い音です。

佐久間さんのブリーダー回路とタムラVL-SSあたりに答えがありそうです。

でもタムラのVL-SSは1個で81,000円ですからね。

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