コリャなんだスピーカー その3

   

音道1.8mのダンボール紙スパイラルホーンは低域が率直伸びて周波数バランスが絶妙になりました。 

木製スパイラルホーンを製作することにしましたが、そのまえに寄り道しました。

無線と実験誌2014年7月号の小澤隆久さんの「小型スピーカーの設計と製作」記事に興味を引かれたのです。

短い共鳴管の欠点を補うためにバスレフダクトを挿入する方式について掲載されていました。

FE103シリーズを使った共鳴管長さ119cmの共鳴管型スピーカーの開口部に口径50mmのバスレフダクトを付けるのです。

QWTスピーカーにベント管を付けるのでVQWT型と命名されています。


結果的に共鳴管動作をしつつ共振周波数が低い方にシフトしているのです。

特に低い方の周波数が伸びています。

-5DBで45Hzまで伸びているのです。


小型エンクロージャーなのにここまで低い周波数を再生できるのはすごいことです。

私の失敗作である音道長さ90cmの8cmフルレンジ用バックロードホーンに一縷の望みをかけてこの方式を適用してみました。

共鳴管は直管が112cmまで伸びているだけです。

一方バックロードホーンは末広がりで90cmまで音道伸びています。


DSCN0761.JPG中途半端な音道という共通点があるので改善されるかも知れないと思ったのです。

ダンボールでAura NS3-193-8A 8cmフルレンジバックロードホーンの開口部に長さ12cmのバスレフダクトを付けました。

ダクトの開口形状は4cm×5cmです。


いつもの曲で試聴しました。

Paris Troik : ホテルカリフォルニア


ボブジェームス : スパンキー
  

ホリーコール : Jersey Girl


甲高い音のバックロードホーンが低い方向にシフトして、甲高さが消えました。

低域もより低いほうにシフトしています。

音楽的に十分聴けるものまで改善されました。


しかし、音道長さ180cmのAura NS3-193-8A 8cmフルレンジバックロードホーンの全体的な安定感には決定的に及ばない感じです。

周波数特性抱けてなく音質的にもです。

上記3曲をすべてをバランスよく再生したのは音道長さ180cmのバックロードホーンでした。

今回のVQWTもどきはホリーコール : Jersey Girlの再生がいまいちでした。

一定の音道長さは周波数バランスを確保する上で決定的に重要な要素なのかも知れません。

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