コリャなんだスピーカー その4

   

エンクロージャー自作の最大の注意点は切断精度をあげることにあります。

バックロードや、スパイラルホーンは特に音道を構成する板幅のカット精度が悪いと修正に多大な時間が取られます。

電動のこぎりを使っても精度を出すのはかなり難しい作業です。


今回は不精して、合板を購入しているカインズホームでカットしてもらいました。

一カット50円取られますが、ここのカインズのカット精度は抜群に良いのです。

(ときどきカットが超下手な店員もいるので注意が必要ですが)

音道を構成する幅10cmの合板はすべてカットしてもらいましたが抜群の精度でした。

若い店員でしたが0.1mmの狂いもありませんでした。


DSCN0764.JPG家に帰り、スパイラルホーンの組み立ては半日ほどで終わりました。

組み立てに使用するいつもの木ねじは使用しませんでした。

板厚が薄いのですべて接着剤で組み立てました。


一晩乾燥時間を置きました。

最初に組み込んだスピーカーはAURA NS3-193-8A 8cmフルレンジ です。

ダンボールと比較すると音質がまた激変しました。

エンクロージャー強度が上がり、中高域が優勢になりました。

1.8mのホーンロードがかかっていて、低域もレベルが低いながらしっかりとでています。


TANG BAND W3-582SC に変えると多少低域は持ち上がりましたが、まだ左肩下がりの周波数特性です。

DSCN0772.JPGDIY AUDIO SA/F80AMGとTANG BAND W3-582SC  は外観的にそっくりですが、SA/F80AMGは重量的には30gほど重くできています。

DIY AUDIO SA/F80AMGはマグネシウム振動板を使っているのでコーンは銀色です。

マグネシウム振動板の効果でしょうか前2種に比較すると、明瞭で美しい音です。

僅かに低域のレベルが不足していますが、駆動力は十分で低域の分解能力はすばらしいものがあります。

PSTを適用した16cmフルレンジFE166enとそっくりな再生をしてきます。

とても8cmフルレンジとは思えません。

さすが日本製のスピーカーです。

ボーカル音像も小さくなく自然でいて、とても美しい音です。


DSCN0775.JPGあまりに良いのでためしにPSTを適用してみました。

コイルは3.4mH、抵抗は10Ω、コンデンサは1μFです。

スピーカーが小型でも、駆動力が優秀なのでPSTが生きました。

低域の再生がほぼフラットに聞こえます。

超小型のエンクロージャーですが、広い再生能力と美しい音色を持つシステムとなりました。

DIY AUDIOが優れたスピーカーであることが始めてわかりました。

スピーカーは適正な負荷をかけて初めて実力を発揮するようです。


・Hotel Kalifornia (PARIS-TROIKA Misha Piatigorsky) 

多少の箱なりはまだありますが、曲の再現性に比べると微々たる問題と思わせるほどです。

SA/F80AMGの性能は卓越しています。

マグネシウム振動板の効果なのか、鑑賞モードにすぐ引き込まれてしまいます。


・CORSICA (SIMONE GRAZIANO TRIO)

生演奏よりも美しいと息子が形容した曲です。

私も美しくスリリングな演奏に鑑賞モードに入り最後まで聴いてしまいました。

アルバム JAZZ BAR 2010より

半田は到着したばかりの「千住金属のスパークルハンダ H60A」を使用しました。

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