PCM2704ペルケ式DACの改造

      2016/04/23

現在の回路は最初に製作した回路とはカップリングコンデンサ以降の回路はかなり変わっていました。


改訂に告ぐ改訂がされてきた経緯の掲載されていました。



最終版のカップリングコンデンサは10V 470μFになっています。



インダクタ等追加した改訂版ペルケ式DAC


カップリングコンデンサのすぐあとには ぺるけさん特注のインダクタ が新たに入ります。


最初は送られてきた部品をそのまま使用して改造しました。


試聴するとアタック感が増しており、音の暴れも無く、音場の奥行き感が出ています。


「これはまちがいなく進化しているな」と思いました。




カップリングコンデンサの交換


ただ、音場がこじんまりしていて、ごくごく薄いベールを感じます。



そこでカップリングコンデンサを手持ちのSEPC 10V 470μFに交換してみました。


(メーカーのサイトでは、OS-CONのカップリング回路への使用は禁止されています。)


半田付け直後の段階でも試聴すると、音質は良い方向に激変していました。解像度、情報量、アタック感、音場大きく改善されました。



音は進化した


WAVE ファイルを再生しても高音質インターネットラジオを聴いても音が生きています。


実に楽しい音です。


これは改造前の音質と比較すると数段進化しています。



ぺるけさん特注のインダクタのタムラのライントランスの効果によるものなのでしょうか。


PCM2704がこんなすばらしい再生をしていいのでしょうか?


ともかく音楽鑑賞に使えるDACの音質が進化したのはうれしい限りです。



カップリング回路にOS-CONを使用して大丈夫か


ただ、メーカーのサイトでは、OS-CONのカップリング回路への使用は禁止と記載されています。


理由は 半田ごてで加熱するときに 多少なりともOSコンデンサーが損傷を受けるためです。


(この損傷は100時間ほど直流電圧を掛けることで修復されるとされています。 )



今回使用した、OSコンの電圧は10Vです。




信号回路のトランス昇圧前の出力電圧は最大でO.5V程度ですから、このままでは修復されようがありません。


損傷を受けたままのOS-CONが直流カットの役割を きちんと果たせない可能性があります。   
 
  
しかしながら、素人考えなのですが、以下の理由により不要だろうと思いました。



・最終的にトランス出力する時点で、ライントランスが直流カットしてくれる。


・半田ごての温度でOSコンが損傷しないように、最良の半田ごてを使い、最短の時間で半田付けをした。


(使用した半田ごては白光株式会社の HAK OFX-600です。更に半田付けのときにヒートクリップでOSコンへの伝熱を遮断しています)


・試聴結果の音質がすばらしく良い。



試聴結果



試聴結果です。


Boz Scaggs Hard Times


曲の出だしのシンバルの音が消え入る最後まで音が伸びる。改善されたSN比の影響と思われます。


ボーカルもすごいメリハリと細かいニュアンスも伝わってきます。


バックコーラスも同様です。


とても信号回路にコンデンサーが入っている音とは思われません。



松任谷由美 ツバメのように


エレキベースの音のアタック感が少しぼやけている。

(ほんのわずか)

松任谷由美の「ツバメのように」を聴いて始めて、音質的にOSコンに少し疑問を持ちました。


ベースのアタック感は前より弱くなっていると感じました。


大橋順子の「たそがれマイラブ」ではボーカルのバックで流れるストリグスにいまひとつ切れが感じられません。 


これはコンデンサが入る限りどうしようもない問題なのかもしれません。


ためしに次回OSコンと並列に小容量コンデンサをつないで様子をみてみます。


更に、半田付けによる熱損傷が及ばないようにソケット方式へ変更してみましょう。

 - DAC, 情報