自作USBケーブルとAL-9628D

   

コストパフォーマンスの高いDAC AL-9628DはPCM5201チップを使用し、鮮度の高い音質を聴かせてくれる優れたDACです。 

今回自作ノイズ除去回路つきのUSBケーブルとの組み合わせで高い音質改善効果を確認しました。

PCオーディオもお金をかけると切がない世界へと入ってしまいます。

そこで、自作できるものは自作でやってみようということで、やってみたことの一つがUSBケーブルの自作です。

このUSBケーブルを使う場所は、パソコンと外部DACとの接続に使います。

一般にこのケーブルは短ければ短いほど音が良いといわれています。

P7070298.JPG汚い配線ですが写真が私が製作したUSBケーブルです。

長さは20cmもありません。

両サイドのプラグはオスAプラグとオスBプラグです。

信号線は手元にあったFUGIKURA AWG20を使いました。

電気、電子機器の内部配線に使う線材で、絶縁線の外形は1.8φもあり内部は鈴めっき銅線0.18φ21本が通っています。

普通のビニール線から比べるとハンダゴテでの被服は溶けにくくて、チョット耐熱電線なのです。

USBケーブルは4本の線で構成されます。

接続はプラグの断面図をみればプラグと線のつなぎ方は分かります。

自作ですから私は、遊び感覚で音声信号線の D-とD+とGNDにはAWG20を各2本づつ使用しました。

写真の赤がD+で白がD-です。

青色の線はGND線です。

GND線の中間にはパソコンからのノイズを減衰させるためのコイルと抵抗を挿入しています。

この変のコイルと抵抗の値はMJ誌の安井晃さんの記事を参考にしています。

A,Bプラグは秋葉原のマルツから購入しました。

茶色の線は電圧線です。

パソコンからのノイズを遮断するために、Aプラグには接続せずにDC入力プラグに接続しています。

(ノイズが多いパソコンからの電源は使用しないのです)

ここへ入力する電圧は外部5V電圧で、私は通常は乾電池3本の直列電圧を使っています。

4.75~5.25Vの範囲に入っていればOKです。

さて、この自作ケーブルは製作材料費1000円もかかりません。
早速、AL-9628DとWINDOWS7パソコンを接続するUSBケーブルとして使用してみました。

私はすでに2年以上このケーブルをいろんな場面で使用しています。

音は格段に良いというか、ノイズ感も音の劣化もなく、刺激的な音を一切出しません。

何せ、パソコンのノイズを遮断し、しかも格段に短いケーブルです。

さて、単なる偶然の発見なのですが、ココからが本題です。

本来この自作ケーブルは外部から5V給電しなければ、音楽再生はできません。

普通はパソコンがDACを認識しないからです。

ところが、乾電池で給電しなくてもパソコンがAL-9628Dを認識し、音楽再生ができたのです。

それは、AL-9628DがUSB5Vの外部給電がなくても、自らの電源で事足りる構造となっているのでしょう。

P7070297.JPGこのあたりが音質にどのような影響を与えているかはわかりませんが、AL-9628Dへの給電をACアダプターをやめて、音の良いカーバッテリーに交換しました。

音の良いカーバッテリーとは写真のパナソニック カオスです。

このカーバッテリーと自作ケーブルとAL-9628Dの組み合わせで聴く音楽の音質は最高です。

まずどの楽曲を聴いても静かです。

情報の欠落もなく、ノイズ感皆無、線が太く限りなく生音に近い音と感じています。

楽曲によってはいままで聴かなかったパートが自然と耳に入ってくるので新たな鑑賞モードに入る部分が増えました。

この組み合わせで、しばらく試聴曲の報告を続けて生きます。

まず初回は古い曲ですが大橋純子の「たそがれマイラブ」。

出だしのエレキギターの音がいままでは単音なのですが、単に単音だけでなく、付随する微音も一緒に聴こえます。

これは、30年目に初めて聴こえましたね。

それぞれ音のエネルギー密度が高くなったので、ボーカルと同時に聴こえるいろいろな音が増えました。

当然にボーカルの表現力も自然なまま高まりました。

「シルエットロマンス」

大橋純子さんの性格の優しさが伝わってくるところまでボーカルの表現力が高まっています。

「サファリナイト」

このように自然にポップスを歌える歌唱力の高い歌手は最近見当たらないような気がしました。

結構激しい曲なのですが、やかましさ皆無です。

五輪真弓 「恋人よ」

伴奏の各弦楽器の流れるような絡み合いの描写が見事なことに初めて気がつきました。

普通のUSBケーブルでは聴けない描写でしょう。

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