田島貴男「ラヴァーマン」CDアルバムを聴く

      2016/04/09

田島貴男さんの「ラヴァーマン」は2015年6月のオリコンCDアルバム週間ランキング総合で16位でした。

田島貴男さんには根強いファンが多く、CDアルバム「ラヴァーマン」の評価も以下のように好意的なものが多いですね
ラバーマン ・この安定感はさすがです。

そしてオリジナルラブの曲はさらに進化してますね。 スゴイ!

・田島さんの才能、いや、魂の叫び、苦悩、歓びが伝わってきます。

田島さんの《声そのもの》が、ひとつの楽器、しかもどんな楽器にも勝るものと思っています。

そして、いつもアルバムごとに違う音楽を楽しめます。

・田島さんって、いろんな意味で変わらない方ですよね。

この安定感とこの音楽性、ラブソングの持つ甘ったるさはやや老獪になった感じもしますが、

相変わらずの他ジャンルを取り入れた極上のJポップを堪能できました

・100回きけます  

これらの「ラヴァーマン」CDアルバムの評価を見ますと田島さんのファンには良く音楽を聴きこんで耳が肥えた方が多いようです。


田島貴男の活動の幅の広がりが歌唱力に反映したアルバム
田島貴男は近年は活動の幅も広がっています。
全国公演のほかサントリーCM「ウイスキーが、お好きでしょ」の歌唱、アイドルグループNegiccoへの楽曲提供、水曜歌謡祭やTHE COVERSなどのテレビ音楽番組出演などもされています。

一部の熱狂的ファンだけでなくもっとメジャーになってほしい歌手です。

田島 貴男さんは1966年4月24日 生まれですから、49歳になるこんにちまで毎年のようにアルバムを出してきています。

アルバムごとに振れ幅が大きいミュージャンですが、今回のアルバム「ラヴァーマン」はポップ的要素と
49歳になる成熟した男性の歌声がマッチしていて一般うけしやすいアルバムでしょう。


「ウイスキーが、お好きでしょ」は最近テレビCMでもながれていますが、歌い方に注文がついて5~6回OKテイクを歌い直しているとのことです。

もうちょっとこうしてください、ああしてくださいって。   

あとから考えたらそれがめちゃくちゃ勉強になったんです。

最初のバージョンの歌はもっと濃かったんですけど、何度も歌い直していくうちにこの形になって。

僕のボーカリストとしての部分と、一般の人に歌としてスッと入ってくる部分の接点がこの歌い方なんだ、という発見があったんですよね。

このことは「ラヴァーマン」に反映しているのです。

「ラヴァーマン」も昔だったらもっと力んでグイグイ歌ってたと思うんだけど、あっさり軽やかに歌うように心がけて。

結局、田島にとって「ウイスキーが、お好きでしょ」の仕事でいろんな歌い方でたくさん歌わされて、完成テイクがあれになって、時間が経ってからあの歌のテイクのチョイスが正しかったとわかったんですよ。

「こんなに良くなるんだ」って教えていただいた気がして。

だからアルバムにピッタリとハマったんです。

マスタリングまで一人でやって音楽メディアと格闘する田島貴男
このアルバムだけでなく田島貴男はミックスからマスタリングまで一人でやっています。
田島貴男がミックスからマスタリングまで一人でやるのは2011年の白熱以来です。
このときはメジャー方式でやると予算的に苦しくなるので一人の道を選んだのですが、相当大変なことがわかったようで、以後ミュージシャンを入れたり必要に応じて外部の手を借りています。
今回の場合は一人でやる大変さが分かったうえでミックスからマスタリングまで一人でやっているのです。
その理由はどこにあるのでしょう。
彼はマスタリングの困難性をジュ分過ぎるほど認識した上で挑戦しているのです。
私は彼が自分で作った楽曲の音楽性を大切にしたいという思いが背景にあると思っています。
田島貴男がナタリーのインタビューに答えています。

マスタリングは、ミュージシャンが長い時間をかけて一生懸命作った曲を最後に生かすか殺すかするようなこともあり得る、責任重大な仕事だ。
エンジニアとしての経験と、音楽のセンスと、音楽の幅広い知識も必要なむつかしい作業で、ぼくは個人的には、素晴らしいマスタリングエンジニアは、世界でも多くはいないと思っている。・・・・・
・・・・最近の音楽が、なぜなかなか音楽的に聴こえてこないのかの理由はいっぱいあるのだが、そういったやりすぎたマスタリングが影響していることもあると思う。
ぼくの知っている音楽制作をやっているミュージシャンの中には、マスタリングをしないでCD化したいと思っている人たちが少なからずいるくらいだ。


田島貴男「ラヴァーマン」CDアルバムの聴き所
アルバムのオーディオ的魅力は私はないと思いました。
ハイレゾの時代であることを背景に聴くとダイナミックレンジSN比が少し良くないです。
音楽性を犠牲にしてまで加工しないという田島貴男の姿勢に留意してアルバムを聴くことにしましょう。
彼が日ごろ学んでいるジャズギターや「一人ソウルショウ」や49歳の男の年輪を垣間見える良質なポップスなのです。

ラヴァーマンPV





 - ソフト, 情報