松田聖子で比較試聴!!過去の全楽曲をハイレゾにしたくなった!!

      2016/04/09

前回の動画では環境音をハイレゾとCDとAACで聴きました。
ハイレゾは聴いている人がその環境に入り込んでいると錯覚するほどのリアルさや広い音場を感じました。
CDでは音場がコンパクトになってしまいました。

今回の動画では松任谷正隆が1980年代にアレンジした曲をハイレゾとCDで聴き比べています。
「今回はリマスターについてなんですけど、マスタリングがあってリマスタリングがある そんなときってどんな事考えるんですか」と松任谷。
「ヒットしたものだと最初にマスタリングされたものをみなさん聴きこんでいるわけですよね。
そうするとそれを崩しちゃいけない だけどより魅力的なあたらしいものを要求されているといつも思っています。
マスターに入っているよりポテンシャルの高いものを引き出すという思いでやっています」と鈴木。

「そういうときって新しい機材を導入することもあるんですか?」
「デジタル技術デジタル機材はどんどん進化してきていますので新しいものを取り入れなければならない状況は常にあるんですけどその中で今の技術今の機材で前のいい音楽を崩さないように、いい音をとどけるようにしています」と鈴木。

「リマスターをやるころにはマスタリングから大分時間がたっているじゃないですか、
音楽事態の傾向も流行も少し変わっていますよね?そういうところも考えるワケ?」と松任谷。
「もちろんそこは意識しています」と鈴木。

「今日はマスタリングについて勉強したいと思っているのですが、実はあんまりよくわかっていないんですよ。
何度も何十年もマスタリングに付き合っているけど相変わらず僕はマスタリングについて良く分かっていなんです」と松任谷。

ハイレゾとCDの器の大きさの違いは

今回聞き比べする楽曲のリストを松任谷が提示しました。
松田聖子~松任谷正隆アレンジ楽曲~
「赤いスイートピー」1982年リリース
「瞳はダイヤモンド」1983年リリース
「蒼いフォトグラフ」1983年リリース
「Rock'n Rouge」1984年リリース
これらの松任谷正隆がアレンジした楽曲を鈴木浩二はハイレゾ用のマスタリングをやっています。

「ハイレゾ用ということで特に意識することはあるんですか」と松任谷。
「器が大きくなって表現の幅が広がっていると思いますのでマスターに入っているものをいかにうまく表情表現に合わせるかといったところですね。
マスタリングというのは最終的な入れ物がどうゆうふうに聞こえるかによって音を作っていくわけですよね」と鈴木。

「それ僕ね何か似たような経験思い出したぞ、アナログからデジタルにやるときに今の鈴木さんのたとえでいう
それまでは僕丼ものを作っていた、丼の中に入れていたんだけど
それをデジタルにトランスファーしたとたんに平皿のこんなでかいところにポンと置いた感じになってスカスカになった。
ハイレゾのマスタリングもそういう気持ちになるんだ」と松任谷。

「最後の器に入れるとどういう味になるのかを考えながら入れていくことになりますね」と鈴木。
「逆にそこに行くと製作の方も考えなければいけなくなる。
だからもう平皿のでかいのに盛るんだったら丼作る発想でいたら全然違いますよね」と松任谷。

「そうですね」と鈴木。
「ということは僕もう一回全部やり直したくなるんかな 笑い」と松任谷。

松田聖子のCDと聞き比べるとすべてハイレゾにしたくなる

赤い 「それじゃハイレゾ用にリマスターしたやつと元のCDようにマスタリングされた物を聴き比べるんだけど僕にわかるかな」と松任谷。
最初は赤いスィートピーのCDのマスタリングから聞きました。
「まあこれはこれでそんな悪くないですよね 82年の音ですよね。
さあこれがハイレゾになるとどうなるのか」と松任谷。

最初の2~3音を聞いて松任谷正隆は反応しました
「なんかもう部屋が全然大きくなった感じがする
世の中にでているCDは全部ハイレゾにするべきですよね!!」と松任谷。
松田聖子 赤いスイートピーはアルバムPineappleにも入っています。
ハイレゾ音源のダウンロードはmora からできます。 
FLAC96kHz/24bit 540円/曲 3200円/10曲

「当時のマスタリング技術で録音された音源をハイレゾにしたものです」と鈴木。
「ダイナミックレンジの広さのせいでリアリティが違いますよね。こうやってみると昔のやつは平面的。
こんな違うんですね。」と鈴木。
「立体感と楽器のなり方、後ろの演奏しているミュージシャンの演奏のすごさも味わえる」と鈴木。

「ドラムのスネアの音なんかはスタジオで取った音ですよね。スタジオの音よりいいかもしれない。」と松任谷。
「ハイレゾになったら一個一個の楽器の音を大切にするかも、今だったら楽器の音をレイヤーに重ねて録音しているけど
ハイレゾになったらピアノの音をどれぐらい良くとるか どういうエフェクトをかけていくかといったシンプルになるかも」と松任谷。

「ハイレゾは倍音がきれいに出てくるので響き方がすごく豊かになって来るはずなんですよね
そうするとそれをきっちり出してあげることによって、魅力的になると思います。」と鈴木。

今回の動画はハイレゾが楽曲の作り方を変えるという話でした。
ダイナミックレンジが大きくなったハイレゾは伴奏の個々の楽器の音が倍音も良く聞こえてくるので聴き方も変えてきています。
松田聖子のボーカルよりもバックの楽器演奏の音が魅力的に聞こえる場合が多々あるからです。
こうなると録音のあり方も楽器の構成も変える可能性があると松任谷正隆と鈴木浩二の対談でした。
松任谷正隆が過去の楽曲はすべてハイレゾに替えてもらいたいと強く思うほど、ハイレゾの音の良さは衝撃的といえます。

 - ソフト, ハイレゾ