スタガードバスレフのイコライジング

      2016/04/14

前回製作したFE103のスタガードバスレフの製作は長岡鉄男の製作図に基づきました。

長岡鉄男の「こんなスピーカー見たことない」にはFE103のスタガードバスレフ試聴評価も出ていました。

・分厚い音。常に分厚い低音がでてる。
・ボーカルの温度感も相当「熱い」と思った。
・このサイズでよくこれだけ分厚い低音が出てると思う。
スタガード感性.JPG

もっと低い周波数まで低音を再生するには。

こういった評価があるので製作して聴いているのですが、いつものことながら聴きこんでいると不満もでてきます。
確かに分厚い低音はでてくるのですが、もう少し低い周波数まで伸ばしたくなりました。
10cmフルレンジに対して5.7ℓと4.3ℓのコンパクトなエンクロージャーですから基本的にはないものねだりなのですが。
バックロードホーンかTQWT型エンクロージャーにすればもっと低い周波数の低域は出せます。
PCスピーカーとしては大きすぎて使い勝手が悪いのです。
そこでバスレフスピーカーの2発のフルレンジにイコライザーを入れて中高域をカットすることにしました。

相対的に低域は低い方まで伸びていきます。
回路図にあるようにコイルと抵抗で構成されたイコライザー回路です。
抵抗ですが、一般的にはセメント抵抗が使われていますが、音質的に疑問を感じます。
イコライザーの抵抗には何を使うか。

それで今回抵抗もいろいろ交換して音質比較をできるようにしました。
抵抗はワンタッチで交換できるように既存のソケットを利用しました。
100Vコンセントに使うソケットプラグで、2本のボルトを緩めて抵抗を着脱します。

私は大音量派ではないので抵抗耐力は1Wもあれば十分としときます。
①セメント抵抗TAKUMAN 10W 10Ω
②音響用金属皮膜抵抗20Ω LGMFSA50-200C 耐圧0.6W
③海神無線  MOS1C 1W 20Ω 5%
④どこで買ったのか忘れてしまった3W 10Ω金属皮膜抵抗
スピーカー4.jpg

結果的には、やはり低域の伸び、分解能といった点で②と③の音質が優れていると感じました。
②と③は優劣付けがたいというか差がない感じです。
後はデールの抵抗も入手して音を聞いてみるつもりです。
P2280322.JPG
イコライジングしたFE103のスタガードバスレフの試聴結果は。

試聴したのは最近良く聴くエレファントカシマシの「なからん」です。
エレキベースの低音、ノイジーなリードギターとバックのストリングスの分離などのポイントに注目しながら試聴しました。
16cmウーハーに匹敵する低音再生となったので文句なしです。
低音の解像力の劣化も感じません。
大音量にしても音の崩れもなくいいですね。

低域の増強策としてはケルトン方式をいづれ試してみたいと思っています。
ケルトン方式は最近では小澤隆久さんがMJ誌2015年5月号で制作して成功しています。
昔は長岡鉄男さんがASWと言っていた方式と似ています。
彼のは超低域の再生に利用していたのでケルトン方式とは少し違うかもしれません。


 

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