パワーアンプラックスM-06αの実力を知る

      2017/01/02

パワーアンプラックスM-06αの実力を知るまではかなりの年数がかかりました。

今にして思えば家庭の電源事情が悪かったり、メーカー製コントロールアンプの性能が悪くてM-06αの実力が発揮できない状態が長く続いてしまいました。

ラックスのM-06は1990年11月に発売されました。

当時定価38万円で販売されました。

A級パワーアンプでエネルギー消費と大量の発熱を強いられる非効率なアンプですが、

低域の力感は力強く、中高域の透明感も気持ちが良いものです。

天板は一部パンチングメタルとなっているので上から内部を覗き見ることができます。

中央に大きなトランスが鎮座しています。

安定した電源供給能力を確保するための大容量のトロイダルトランスを採用しているのです。

メインアンプとしての外形寸法は444 mmH×211 mmD×417 mmと大きいです。

重量は22kgです。
m-06a晴天の休日、物置を整理して昔のオーディオ
ようやく移動できる程度の重さです。

私は合板で頑丈なラックがを製作してセットしていました。

当時の私のオーディオ装置のグレードに合うものとして導入したものです。

CDプレイヤーはパイオニアPD-T07A。

カートリッジはヤマハMCL1000。

レコードプレイヤーはSP-10MKⅡAです。

自作ステンレスプレイヤーベース。

アームはスタックスのストレートパイプ。

フォノイコライザーアンプはラックスのE06αです。

プレイヤー全体で90万円程度かかりました。

今でもそうですが音の入り口で音質を変調したり、ロスした音は再現できません。


当時使っていたバックロードホーンD-55から十分な低域(40Hz)を確保するためにも必要なグレードでした。

プレイヤーの質は確保したものの、ラックスのM-06αの能力を十分に出し切っていたのかは疑問です。

なぜなら、自作した電源が乾電池のICアンプと切り替え試聴しても再生音の違いが判らなかったのです。

これの原因は家の電源事情にあったようです。

各種の高周波で汚れた家庭電源は低域の再生をマスキングしてしまうという解析を安井章さんがされています。

ピュアな乾電池電源であれば数千円のICアンプから十分な情報量そして低域を再生することができました。

何しろD-55の能率が高いからです。

M-06αの実力を知る

結局M-06αの実力を認識したのは導入してから10年後でした。

家を引っ越し新築して、改めてM-06αで同じオーディオ装置で試聴した時のノイズ感のない静けさを背景とした

切れの良い音質に魅かれました。

生半可なメーカー製コントロールアンプをM-06αの前に挿入すると再生音がなまるのがわかりました。

結局メーカー製コントロールアンプの代わりに窪田式フラットアンプをMJ誌の記事を参考に自作して使っていました。

M-06αのスペックは、
実行出力    55kw+55kw
全高調波歪率  0.008%以下
SN比      110DB
消費電力    300w

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