フォノイコライザーアンプE-06α

      2017/01/02

e-06alpha-hレコード再生するにはカートリッジ、アーム、レコードプレイヤー、フォノイコライザーアンプなどの構成機器が必要です。

レコードの再生音質は上野すべての構成機器の性能によって変わります。

ラックスマンのE06αは大変優秀なトランス式フォノイコライザーアンプなのですが、

周辺の構成機器の性能が悪ければ再生音は生きてきません。

音の入り口であるレコードの再生にはかなりの投資と経験が必要と思います。

音声信号を欠落や変質なく増幅するためには、電源の質、構成機器の精度、構成機器のセッティング方法等に細心の対応が必要です。


カートリッジによっても変わるのでオーディオ愛好家はカートリッジは幾種類か所有するのが普通です。

カートリッジの方式はMM,MC型の2種あります。

一般的にMC型は出力電圧がMM型の1/10程度(0.2 - 0.5mV程度)でした。

フォノイコライザーアンプはレコードのRIAA偏差の補正とこの低電圧の増幅するアンプです。

ラックスマンのE06αフォノイコライザーアンプは設計者自身のトランスの手巻で試聴を繰り返したそうです。

何度も特性チェックと試聴を繰り返して百数十種類もの試作の果てに完成したものです。


線材にはPC-OCCを採用し、さらに線径、コア材、コアの重ね方、シールド方法まで徹底的に吟味したとか。

もうこのような手作り工芸的なアンプを作れるひとはメーカーには残っていないことでしょう。

当時の販売価格は28万円ぐらいと記憶しています。



当時私が愛用したMC形カートリッジは DL-103とビクターMCL1000です。

DL-103が確か13000円、MCL1000は85000円程度だったと思います。

今ならCDプレイヤーが買える価格ですから、ある意味技術の進化とはすごいものです。


ビクターMCL1000は音の解像度が高く、切れの良い音質でしたが、良く断線し修理にだしました。

その間をホロウしたのが頑丈で有名なデノンDL-103です。



これらのMCカートリッジ用のイコライザーアンプとして使用したのがラックスマンのE06αでした。

ラックスE06αの電源部は左右別トランス構成とし、さらに前段アンプと後段アンプそれぞれに適した定電圧電源回路を採用していました。

電源の極性により音が変わることを考慮して電源極性チェッカーも付属していました。

現在ではこの価格では作れないような贅沢な構成のフォノイコライザーアンプです。

発売時期が1991年8月のラックスマンE06αの中古市場の価格は15~16万円程度のようです。

更なるアナログの復古とともに価格は上がっていくことでしょう。

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