オーディオ的に優れた和室。

   

オーディオ再生の環境は再生音質に大きな影響を与えます。

音の反射が少なく、防音対策があり、部屋の容積が広いと大音量での再生が楽しめます。

一般の家庭においては無理なので、大方ニアフィールドリスニングとなっているのが現状ではないでしょうか。

さらに、イヤフォーンやヘッドフォンしか使えない場合もあるでしょう。


日本の洋室は板の間であり、板や壁からの欄反射対策が必要になります。

床に絨毯が無いと窓にカーテンがあっても、手をたたくとビーンと高音の反射音が響きます。

和室ではこのような反射音は皆無です。

ただ、防音対策がありません。

しかしながらニアフィールドリスニングには防音対策を施すような音量は不要なのです。

しかも畳の吸音能力はすばらしく、高音の乱反射は皆無です。

相対的に低音の音量が上がってきます。

高音は指向性があるのでスピーカーに向かっている限り高音は十分耳に入ってきます。

つまり和室でニアフィールドするのは最高のオーディオ環境なのです。

畳はやわらかいのでオーディオ機器がぐらつかない工夫が必要です。

日曜大工でラックを自作すれば解決できることです。

カットを木材販売店でしてもらえば近所迷惑になる騒音を発することもありません。

私の場合は畳の上に厚さ20mm長さ1800mm幅600mmの強化ガラスを置いて、
その上にオーディオ装置をセットしています。

和室8畳のときはFE208スーパーのD-55をニアフィールドリスニングしていました。

ソフトはLPレコード中心でした。
毎日聴いていたのは

「ニューヨークのアストル・ピアソラ」の天使のミロンガ スローテンポの中に気迫こもる演奏です。

ミルバの「夢のひととき~ヴァンゲリスを歌う」新・カルメン。ミルバの歌で唯一好きな曲でした。

ボブ・ジェームス 「ハンズダウン」スパンキー リズムを刻むエレキベースが快調で、曲も明るくて心が晴れ晴れしました。

リー・オスカー「LEE OSKAR 」The Promised Land 哀愁と強烈なリズムの曲です。

これらの曲からはニアフィールドでもD-55のリズミカルな硬い低音が部屋中に広がりました。

家族が外出したときは極たまに家なり振動もやりました。

和室ですから障子や棚がカタカタ揺れました。

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