重低音、超低音満載のソフトは

      2017/02/13

最近良く聞かれる言葉に重低音という言葉があります。

重低音とはどんな低音なのか解釈が分かれているようです。

ネットに見られる重低音の解釈には

通常の低音と呼ばれる20~30ヘルツよりも低い周波数の音。体に響くような重厚感のある音域。

というのもあります。

一般に販売されているスピーカーの再生帯域はせいぜい40Hz~20KHzです。

低域で40Hzまでフラットにだせるスピーカーがあれば大変優秀なシステムと言えます。

イヤホンやヘッドホンであれば40Hzまで再生できますが体に響くというのは無理があると思います。

となると一般に言われている重低音は50Hz~100Hzぐらいの一部の音だけを強調した低音を言っていると思われます。

クラブミュージックEDMには打ち込み音的な重低音が満載ですが、この重低音は中心帯域として60Hz~100Hzあたりを強調しているようです。

結局、重低音が20~30ヘルツよりも低い周波数の音というのはまちがいであると思います。

その帯域は超低音というべきでしょう。

重低音、超低音とは
重低音、超低音を過去の文献などから定義を拾ってみましょう。

・ズシンと来るのが重低音、ふわっと来るのが超低音。

・耳で聞くのが低音、体で感じるのが超低音、その中間が重低音。

とれも大雑把すぎる定期゛です。

周波数による線引きをするのが最もわかりやすいでしょう。

2Hz~5H ・・・・・・・超低周波振動

5Hz~12.5Hz ・・・・・低周波振動

12.5Hz~32Hz・・・・・超低音

32Hz~80Hz・・・・・・重低音

80Hz~200Hz ・・・・・低音

200Hz~500Hz・・・・・中低音

500Hz~1.25kHz・・・・中音

1.25kHz~3.2kHz ・・・中高音

3.2kHz~8kHz・・・・・高音

8kHz~20kHz ・・・・・最高音

20kHz~50kHz・・・・・超高音
楽器の超低音の事例
パイプオルガン32フィート管の基音が16Hz → 日本で32フィートストップ(開管パイプの長さ約10m)を持つ楽器は約30台だけとか。
欧米には、足鍵盤に64フィートストップ(開管パイプなら長さ約20m!)を備えた巨大なパイプオルガンがいくつか存在します。つまり最低音は約8Hzという超低音です。

4弦コントラバスの再低音 32.7Hz

88鍵ピアノの再低音 27.5Hz   →普通のスピーカーでは再生できていない

エレクトリックベース 4弦 40Hz

エレクトリックベース 5弦 20Hz → 普通のスピーカーでは再生できていない

風切り音 数Hz   → 右耳難聴の私には聞こえない(感じられない)。左耳はok

ホールの空気の共振 数Hz以下

足音 数10Hz以下

メロディを和音的に飾る重低音や超低音が入っている楽曲はクラッシック音楽、ポピュラー、ロック、ジャズなどにも多数あります。

この記事ではそんな重低音や超低音満載のソフトも紹介していきます。
重低音、超低音満載のソフト
・ユリウス・ロイブケのソナタ/ジャン・ギュー
オルガンとピアノのソナタが入ってます。
冒頭から超低域がもりもりとでてきます。

ネットで30秒間だけで無料で聴くことができます。

http://ml.naxos.jp/album/DOR-90106

・驚異のコントラバス・マリンバ

中古品でしか入手できないようです。

動画がアップされていました。



・Shai - If I Ever Fall In Love

これも動画がアップされていますが、CDに比較すると低域の再生音は格段に劣っています。



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・Eagles Hotel Califolniaにはエレキベースによる重低音 35~45Hzが入っていることがグラフからわかります。

hotel このグラフは周波数解析ソフトwave spectraからHotel Califolniaを再生して楽曲のある瞬間の周波数解析の結果を表示したものです。

wave spectraは無料のソフトです。

35~45Hzの重低音が中高音とフラットに再生されていることがわかります。

写真の下部横軸に見られる20とか100という数字は周波数を示しています。

音源はCDからWAVEファイルにリッピングしたものです。

e-onkyo musicからはハイレゾも販売されています。

flac 96kHz/24bit 2,571円 flac 192kHz/24bit 3,293円

・ 県庁の星テーマ/真実を求めて松谷卓作曲・映画「県庁の星」テーマ曲) は疾走感のある曲ですが25Hzからの超低域がふんだんに入っています。
CDイマージュ 6 six<シス>からリッピングしたWAVEファイルをwave spectraで周波数解析した結果を表示します。
県庁の星 20Hz~35Hzの超低音が再生されていることが見て取れます。
通常のスピーカーの能力
高額であっても超低域までフラットに再生するのは難しいです。

低域はせいぜい40Hz程度でしょう。

それも平均的なレベルから10dB落ちた位置で線を引き、その間の特性を示している場合が多いようです。

-10dBともなると、結構大きな音量のダウンであり、特に低域においては無視できない音量差になります。

例えば

JBL Project K2 S9900 の低域再生能力 23Hz(-10dB)といった表示になります。

ちなみにJBL Project K2 S9900は1,850,000円/本の価格です。

超低域まで再生できるスピーカーとして有名なのは超低音15Hzから再生するレイオーディオのインフラソニックがあります。

http://www.reyaudio.com/download/RIS-KM1V.pdf
どうすれば超低音を再生できるか
超低域の再生にはお金がかかります。

スーパーウーハーの自作が最も安価な方法でしょう。

故長岡鉄男の設計で40Hz以下を再生させるDRW方式があります。

もっとも巨大な角柱を2本も部屋に置ければの話ですが。

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